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台湾茶作り体験談
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  1. 序章・採摘
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中国茶・殺青
熱を加え発酵を止める
中国茶・揉捻
中国茶・揉捻
団揉
団揉のため袋に詰める
団揉
中国茶・玉解
固まった茶葉を玉解する
玉解
崩した茶葉をまた袋に詰め団揉する
畑から戻り2度目の揺青をした。これで発酵の主な工程が終わった。これからは発酵を止め、いよいよ烏龍茶へと形を作っていく。

殺 青

殺青(さつせい)・・・加熱し発酵を止める

揺青が終わった茶葉を加熱機に入れる。この加熱機はドラム缶のような形で中はグルグルと回る。わかりやすく例えるなら洋服の乾燥機とでも言ったらよいだろうか。熱の温度は300度。5分20秒から30秒で一気に熱を加えて発酵を止める。

揉 捻

揉捻(じゅうねん)・・・茶葉を揉み解し、形を整えつつお茶の出をよくする

殺青された茶葉は次に揉捻機にかけられる。この機械は下が釜のようになっており、中心から放射線状に筋がついている。上から茶葉を押さえつけながらグルグルと回る。3分行う。

殺青も揉捻も一度に全部の茶葉をできないので、同時に手際よく流れ作業のようにやる。林先生の体にはこのテンポが既に染み込んでいるようだ。

団 揉/玉 解

団揉・玉解(だんじゅう・たまとき)・・・烏龍茶を球体に形成するための工程

この工程はセットで行われる。出来上がりの茶葉が一つ一つぎゅうっと丸まっている烏龍茶はこの作業によって形作られるのである。団揉はカゴ一杯の茶葉を袋に詰めギュッと口を結ぶ。すると丁度バスケットボールの大きさとなり、その袋を機械に挟み込む。一回に3袋をセットすることができる。機械は上からその3つの袋を挟み込み袋が満遍なく回転するようにグルグルと回る。

団揉を10分ほどすると、次は玉解である。この袋を開けて、ドラム缶型の加熱機に茶葉を移す。玉解は字のごとく、団揉で固まった茶葉をほぐすのである。

「キュッと丸まった茶葉の形はこうやって整形するのですね。」
「そうだよ。これを何回も繰り返すんだ」
「何回もって、何回するのですか?」
「今日は普通の烏龍茶だから5回。でも、作るお茶によって回数は変わるんだ。5回から20回位にね」
「20回!!あの、1回10分じゃなくて長くやるのはダメですか」
「団揉を1回でやることはできないんだよ。なぜならもし1回で長い時間やったらボールみたいな塊のお茶になってしまう。茶葉の一つ一つが丸まった形じゃなくね」

団揉機によって上から圧力をかけ、グルグルとまわされていると茶葉は袋の中で押しくら饅頭のようによじれながら固まってくる。だが、そのままだと袋の中の茶葉が全て絡み合い一つの固まりになってしまうのだ。バスケットボール型の烏龍茶・・・。プーアル茶には固まったものもあるが、烏龍茶だとどうなってしまうのだろう。そうならないために、10分団揉をすると、加熱機に入れ、全ての茶葉をほぐすのだ。これを20回も繰り返せば、一枚の茶葉だけが丸まった形になるのである。

しかし、20回。袋に詰めては団揉機にかけ、また袋を解き玉解する。これを20回である。気が遠くなりそうだ。だが、この手間のかかる工程があるからこそ、中国茶の香りとうまみをギュッと閉じ込め、熱湯をかけたときに茶葉が開くと共にふわりと生き返るのである。

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