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乾燥機の中は6段。この中をゆっくりと茶葉が進む。

台湾茶らしくなりました
これからいよいよ仕上げの段階へとなる。日付は替わり、深夜から早朝にかけての作業となった。

乾燥

乾燥(かんそう)・・・水分を飛ばし、乾燥させる。

いよいよ最後の段階、乾燥である。これには大きな乾燥機を使う。茶葉を入れると、茶葉は平らに並べられベルトコンベアーでゆっくりと乾燥機の中を流れていく。乾燥機の中は6段の棚になっており、上の段左から右まで流れると一つ下の段に降ろされ、そしてまた端から端までと繰り返される。

ベルトコンベアに乗せられた茶葉はゆっくりと乾燥機の中を流れていく。そして、でてきた茶葉は中国茶らしくなっていた。

「どうだい、飲んでみるかね」
「えっ、もう飲めるんですか?」
「まだ完成ではないけれど飲めるよ。今で水分の50%がなくなった状態。」
茶器 の用意をして、さっそく淹れてみた。あっ、本当にお茶だ。朝摘み取った茶葉がこんなになるんだ。
ふんわりとした香りの、烏龍茶にしては初々しくあっさりとしてそして優しい味がした。

火入れ

もう一度火入れをして、じっくりと乾燥させる。今度は丸い形のドラム式の機械である。

100℃から120℃の温度で約3時間じっくりと火を入れる。

「時間も温度もこれはあくまでも目安だよ。茶葉の分量にもよるからね。」
「林先生の経験ですか」
「うん、でも出来上がりは匂いでわかる。香りが変わるんだよ」と、先生はおっしゃった。目をつぶり、その瞬間がわかるよう鼻に全神経を集中させてみたが残念ながら私にはわからなかった。

出来上がった茶葉を袋に詰めた。大きな布の袋に2つが今回できたお茶だ。1袋が40キロ。2袋で80キロのお茶が出来上がった。茶摘みから完成するまでで重さは四分の一になるという。今日80キロのお茶ができたので、摘んだお茶は320キロだったと言うことになる。この後は、何日分かの茶葉を溜めてから選定をする。そして、その後にもう一度乾燥させ水分を100%飛ばし完成する。

体験後記

2日間かけて烏龍茶作りを体験しました。感想・・・美味しいお茶を作るには茶木の頃から手間隙をかけ、そして一つ一つの作業を丁寧に時間をかけて行われる事を知りました。結構待つだけの時間もあります。同じ作業を繰り返すこともあります。そして何より体力が必要。重い茶葉の袋を運んだりもするし、時間も丸一日必要です。今回も夜10時に一段落し、次の作業は3時間後の1時からなんてこともありました。全てを茶葉の時間に合わせなくては本当に美味しいお茶は作れないのです。茶作りを体験して、お茶を飲むとき味わいの奥にお茶を作った人の真心も感じるようになりました。
 
 
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