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茶摘
茶摘
茶摘
茶葉
どこで摘んだらいいかわかりますか?
 
一芯二葉

2003年夏、百聞は一見に如かず・・・とばかりに台湾に乗り込み茶作り体験をしてから早1年。度々思い出されるあの暑い太陽と緑の香り。そういえば「来年はぜひ台湾一の美人に会いにおいで」そう林先生が言ってたっけ。
「そうだ、台湾へ行こう」
今度は東方美人の神秘を探りに・・・私は飛行機に飛び乗った。

序章

2003年夏、初めて茶作り体験をした。その時の記録は台湾茶作り体験談としてご紹介させていただいた。でも、その時お世話になった林文経先生の本領は東方美人である。同じ青茶でありながら他の烏龍茶とは見た目も、色も、香りも、風味も異なり発酵度も青茶の中で飛びぬけて高いそんな個性的なお茶はきっと作り方も独特だろう。それに「東方美人」なんとも羨ましいほどに美しい名前。ぜひぜひあやかりたいものである。

そんな訳で早速台湾の林先生に電話した。
「もしもし、林先生ですか?お茶っぱの石川です。6月11日頃からまたお世話になりたいのですが」
「ん?11日・・・遅いよ。東方美人終わっちゃうよ。それに今度は1泊じゃだめだよ。雨が降ったら作れないからね。余裕を持ってきなさい」
「えぇ?!!そんな、じゃあ、すぐ行きます。今すぐ行きます。そして出来上がるまで帰りません」
と、予定を1週間早めて台湾へと旅立った。(なんとも急だったため、チケットが取れず帰りはソウル経由と言う有様・・・)

6月4日22時30分。無事林先生の自宅兼工場に着いた。林先生はお茶作りの真っ最中。お茶作りは摘んでしまったら途中で止めて続きはまた明日ということが出来ない。荷物を置くとすぐに手伝いを始めた。そして作業は翌日明け方まで続いた。朝は7時に出発だ。

採 摘

採摘(さいてき)・・・茶葉を摘む

清明節(4月5日頃)の1週間ほど前から春の茶作りが始まる。これがいわゆる一番茶。その時刈り取られた茶木がもう一度芽吹き摘み取られるのが5月の中旬から6月の中旬。この二番茶が東方美人になるという。この地域では主に青心大有種が使われている。

東方美人は梅雨の時期にしか作れない。なぜなら東方美人になるために必要なウンカがこの時期にしかいないからだ。(いや、夏にもいるがほとんどが梅雨が明けるといなくなる)雨が上がり日が出るとウンカは活発に活動する。そして茶木の幹から樹液を吸い上げる。そのため新芽は成長が遅れる。そしてこの成長が止まった茶葉で作ることであの独特な甘みが生まれるのです。

この茶葉は小さく、一芯二葉で摘むために手摘みでなくてはいけない。1ヶ月ほどの間に手摘みしなければならないためこの時期だけは林先生も茶摘のアルバイトを雇っている。

アルバイトにも中には問題がある人もいるようだ。日当にするとお茶摘みオバサン同志でお喋りしたりなかなかはかどらない。かと言って摘んだ重さにすると余分な葉っぱまで摘む。まだ芯が顔を出したか出さないかの小さいものや、硬い葉や・・・う〜ん、わかるわかるその気持ち。私も重さで勝負!と思ったら気持ちばかり張り切って茶葉の良し悪しが見えなくなりそうだもの。

「私も今日はお役に立ちまっせ」と、張り切ってみたものの一芯二葉がはっきりしたものは良いにせよ、微妙な葉もある。芯が小さいものや芯が開きかけているもの・・・。ちょっと悩んだが判断つかないものは残して後で林先生に摘んでもらおうと、せっせと摘んだ、摘んだ、摘んだ・・・・うぅぅ・・・腰が痛い・・・また真夏ではないのに暑い・・・汗が流れるほどではないが体の水分が蒸発していく感じ。

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