萎凋(いちょう)・・・摘んだ茶葉の発酵を促進するため日の光りや室内で茶葉をしおらせること
13:00 午前中に摘み取った茶葉を車に積み家へと戻った。次は日光萎凋です。でもその前に、摘み取られた茶葉は袋の中に入れられて熱を持っているので、一度工場内の床へ広げクールダウンさせる。少し落ち着いた茶葉を今度は竹のザルに広げる。あまり重ならないように薄く延ばしていく。そして外に並べ葉をしおらせる。
14:00 この日光萎凋、去年体験した時は真夏ということもあり、たった10分だった。しかし、今回は長い、長い。14時から17時10分まで。3時間もだ。だが、ずっと放っておくのではない。太陽の具合を見ながら、置く場所を変える。
梅雨のこの時期、日本のように一日中雨ということは少ない。だが梅雨の台湾の天気は変わりやすい。朝夏の日差しでも急に雨が降ってきたり、降っていたと思うと太陽が薄っすら顔を出したり・・・。その様子を見ていないといけない。
もう一つこの時やっておくこと。それが茶葉の選定だ。間違って入ってしまった茶葉を省いていく。地面に座り込んで選定していくとだんだん慣れてきて面白くなってくる。(調子に乗って良い葉も取り除いていたかも・・・)
林先生は時々茶葉を手に取り、様子をみる。そして茶葉の匂いを嗅ぐ。
「嗅いでごらん」と先生は手を差し出した。
「・・・・」
「青臭さが少し取れてきたでしょ」
そう言われると摘みたての緑の葉っぱの持つ青臭さが薄れてきているような・・・・
太陽の様子と、茶葉の様子と、香りの様子とを伺いながら日光萎凋は続けられた。 |