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坪林・文山包種
  1. 坪林までの道
  2. 坪林茶業博物館
  3. 何気ない風景
  1. 序章
  2. 萎凋〜揺青
  3. 茶畑にて
  4. 殺青〜玉解
  5. 乾燥

茶壷から流れ出る水が気持ちよさそう。

対岸より坪林茶業博物館を望む
観光地を巡るのもいいけれど、テーマを持って訪ねる、自分だけのこだわりの旅もまた面白いものです。中国茶が好きだから、その生まれ故郷を見てみたい。同じ空気を感じてみたい。そんな方におすすめの中国茶をめぐる旅。雰囲気だけでもお伝えできれば。そして、これから旅する方の参考になってくれるとうれしいです。

坪林までの道

今回は台北郊外の文山包種の故郷、坪林にある茶葉博物館への旅。
私が訪れたのは2003年8月某日。台湾晴れの暑い日でした。

出発点はMRT新店線の「新店」駅。この駅から新店客運の 「坪林」行きのバスに乗らなくちゃ。駅周辺にはバス停がたくさんありますが、駅にバス案内の表示があるので大丈夫。もし、心配だったら行き先を書いて駅員さんに尋ねてみて。必ず親切に教えてくれます。

バス停は屋台のようなお店の前。狭い道で通行人やら、バスを待つ人やらでごった返してます。なぜならここは台湾の有名な観光地「烏来」行きのバスも通るのです。時々タクシーが停まり、運転手さんが
「烏来行く人はいないかねぇ、安くしとくよ!!」と、叫びます。う〜ん、さすがパワフル台湾。なかなか来ないバスと、頭をこれでもかと照るつける太陽に負け、タクシーに乗る人の姿も。。。

運良く、思ったほど待たずにバスが到着。「坪林茶業博物館」に行くか確かめてバスに乗り込み、さあ出発!!(MRTのプリペイドカード・Easy Cardも使えますが、降りる時に追加料金が必要です)

出発して15分ほど行くと、町の風景と別れてどんどん山道へと入っていきます。舗装はされていますが、片側一車線のクネクネとした道をひたすらバスは走ります。眼下に広がる大自然、遠くに見える山の所々に斜面を利用した茶畑が姿を現してきました。

新店でバスに乗り込んだ時から一番後ろの席に腰を降ろしたおじいさんが気になっていた。胸の辺りにまで伸びた白い立派な髭を蓄え、四国を回るお遍路さんのような白い服を着ている。その姿はまるで私たちの想像する中国の「仙人」のよう。
このおじいさんは山道の途中で降りていったが、そこは見る限り何もないところ。「果たしてこのおじいさんはここからどこに行くのだろう?」と、余計なことを考えちゃったりして。
道端にお茶屋さんの看板 や「新茶入荷しました」の幟が見える。

田舎のバスに揺られること1時間。なんとなく町らしくなってきました。商店が立ち並び、どこの看板にも「坪林」の文字が。「坪林包種茶」と書かれたお茶屋さんが並んでいる。ここが坪林、もうすぐ到着か?と、思ったとき目に飛び込んできたのはこの町のシンボルでもある巨大な茶壷の像。この像を過ぎるとすぐに終点に到着。

さて、はやる気持ちを抑えつつ、降りる前にバスのドライバーさんに訪ねてみます。
「請問、茶業博物館在那裡?」(博物館はどこですか?)
ドライバーさんは親切に指を指しながら教えてくれた。(降りたら帰りのバスの時間をチェックしましょう。1時間に1本位しかないですからね)

教えてもらった道を進むと大きな橋に着きました。橋のたもとには茶摘の少女の石像。さすが、坪林。町中がお茶一色です。

そして、対岸にそびえるのはそう、今日の目的地「坪林茶葉博物館」です。

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