残念なことに私はゆっくりと散策はできなかった。バスに乗り遅れないように少し早めだがまた来た道を戻ることにしました。(なんせ乗り遅れるとまた1時間は待たないといけない)
バス停に着くと既に5、6人の人たちが並んでいた。バス停には小さなひさしがあるのですが、太陽の容赦ない日差しをさえぎる場所は人でもう一杯。台湾らしい太陽もいいかなと、思ったのですが3分ともたず降参し、バス停の前にある食堂で冷たいものでも飲みながら待つことにしました。
なんの飾り気もない食堂ですが、懐かしさを感じさせる。台北は今はすっかり綺麗になりお洒落なレストランや喫茶店があちこちにありますが、私が住んでいた20年前にはこんな食堂がいっぱいあった。
自分で好きなジュースを取り、お金を払おうとしたのですが、外の強い日差しの中から急に暗い店に入ったせいか、お店の人が見当たらない。ぐるりと見渡し、ようやく慣れた目で店主を見つけました。
店主とその奥さんらしき二人はたくさんの茶葉の前にどっぷりと腰を降ろして作業をしていた。「すいません、これ下さい」と、声をかけるとゆっくりと腰をあげ、代金を受け取り、また黙々と作業と続けた。
どうやら選別をしているらしい。近くに自分たちの茶畑があるのでしょうか、それとも請負でやっているのでしょうか。
よく冷えたジュースを飲みながら、さすが坪林、生活のどこそこにも台湾茶業が息づいていると感じた。 |