お茶と中国茶葉専門 お茶っぱロゴ 2005年4月1日更新
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渇茶的時間 一緒にお茶を

春は何かが始まる季節〜♪ 新学期、就職・・・・新しい出会い。
お茶っぱ.comもこんな暖かい春の日にオープンしました。
あの日から早いもので丸2年。
リピーターさんも着実に増え、お陰様で毎日充実した日々を
過ごしております。心からありがとうございます。
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
それでは、この季節にぴったりな「林文経先生の四季春」を
飲みながらどうぞ・・・。

春は何かが始まる季節〜♪ はい、11年前の春、4月2日に私の結婚生活もスタートした。現在、東京の結婚平均年齢は男性30歳、女性28歳というから、これから考えたら何と早すぎる結婚だったことか・・・。(なーんて書くと今の私が随分若い感じがするでしょ? 大して変わらなかったという野次多数。無視!)

94年、バブル絶頂期は過ぎていたけど、まだまだ日本が贅沢に浮かれていた頃で、今主流の「ジミ婚」なんて言葉さえなかった時代。ドライアイス立ち込める中、新郎新婦が天井からゴンドラに乗って登場するなんていう披露宴だってあったくらいで(流行ってはいなかったけど)皆バブルで金銭感覚を失い、お色直しの回数を争い、見栄えのする料理、広い会場・・・それこそマンションの頭金に充分成りうる金額を披露宴に惜しみなく投資していた。私も若気の至り・・・そんな披露宴を挙げた1人だ。今そのお金があったら・・・と思うと、だから、思わないことにしている。あれはあれでよかったんだ、楽しかったもん!(←かなり言い聞かせている)

そう、披露宴も含めきっと夫婦として歩んでいく中で新婚時代というのが、一番楽しいときだと思う。デートをして「バイバイ」もなく同じ家に帰れることの幸せ、休日だって朝から一緒の喜び。まぁ結論、「鮮度」の問題なんでしょうね、まだ2人の関係に飽きてないということ。愛があるってこと。人間、愛があれば何もかも楽しくて仕方がないってわけです。

それから、披露宴と同じくらい重要なのが、新婚旅行ね。大体新婚旅行先でその夫婦の関係がわかりますね。kaoと私が経験を踏まえ分析したところ、新婚旅行先をヨーロッパ(イタリアを除く)に決めるカップルっていうのは、まだ2人の間柄に緊張感があり、自己主張できないカップル=お見合い結婚、もしくは付き合いの浅いカップルが多い(ように思う)。ヨーロッパの場合は殆どがツアー参加型だし、2人で遊ぶというより、観光したり、買い物をしたり、常に会話がなくてもパートナーではなく何かに頼って乗り切れる場所であるからですね。

アメリカ(ハワイ除く)は、付き合いが長く、共通の価値観などがあって、ここに行って何を見て何をしようという大まかな目的を定めた夫婦=長い付き合いの夫婦が多い。ニューヨークのヤンキースタジアムで松井の試合を見ようとか、LAでテーマパークを遊び尽くそう、アラスカでオーロラを見ようとか・・・。

その中でハワイ(オーストラリアも一部含む)は別格で、付き合いの長い夫婦もお見合いの夫婦も、新婚旅行先、ハワイなら間違いないだろうと選ぶのだ。そして、私の場合はというと、まだ行ったことのないところでのんびりできるところに行きたかった。しかし、まだ具体的にどこと決めていなかった時、関西出身の同期Yがフィジーに行ってきたばかりでフィジーについて興奮醒めやらぬといった感じにこう力説したのである。「めちゃいいで〜。皆すごく陽気で、知らない人だって目が合えば♪ブラ〜(HELLO)と微笑みかけてくれるし、ごつぅ背ぇが高くて、良い人ばかりやし、海は綺麗やし。ハワイみたく買い物するところもないから、ブランド物に振り回されることなく、思いきり休めるで〜」と、ついでにフィジーの「イサレイ」という別れの歌を踊りつきで即興してくれた。

♪イサイサ〜イサレイ〜♪

その音楽を聴いているうちに、気がつけば、ここはフィジー。真っ赤な夕日が水平線を照らし、ビーチにはかがり火がゆらゆら・・・なんともロマンチックな南の島・フィジーが目に浮かんでくるじゃない! 即決! 新婚旅行先はフィジーにしよう!

実際訪れてみて、ゆっくりのんびりしたいなら、フィジーは超お勧めだ。同期のYが言ったように現地の人は皆陽気で、海は吸い込まれそうなくらいの青だし、ビーチにハンモックが要所要所にぶら下がっていて、ハンモックの上で波の音を聞きながら本を読んでいると、慌しかった日常もはるか遠く〜、ヴァカンスしちゃっているという充実感一杯だ。実に楽しい毎日。結婚式の準備で、日本にいるときは忙しくバタバタしていた分、フィジーは1日30時間あるのではないかと錯覚するくらいゆっくりと時が流れる場所だった。夜空は黒い空よりも星の割合の方が多くて、今にも振って落ちてきそうなくらい・・・ロマンチック〜。

私たちは当時まだそんなにポピュラーではなかったハンディカムをわざわざ新婚旅行のために買って持って行った。家人はそのビデオカメラで、それこそストーカーのように私を追いかけ回した。(自慢してるんかい? いいじゃん、過去の話)録画されたテープを見ると、
「もー撮らないで〜」(プンプン)
「もう! また撮ってる」(プンプン)
「いやだ〜こんなところまで撮らないでしょ〜」(プンプン)

と、怒り笑いしながら逃げまとうさとう珠緒=私のことじゃん! が写っている。それも家人の解説付きで・・・だ。今見たら、やっていられないよ(-。-)-、楊枝シーシー、そしてゾゾーーーーの一種のホラービデオである。今我が家にはそれから数えて何代目かになるビデオカメラがあるが、初代に比べ、性能もコンパクトさも進化して撮り易さなんて比べられないくらい楽だ。しかし、今では「ちょっと撮ってよ」と言っても「えーー何で? 面倒くさいなぁ」と撮ってもくれない家人である。あの時、逃げても逃げても追いかけてきたあのレンズはどこへ行ったんだ? まぁ夫婦って鮮度が落ちたらそんなものさ。

フィジーでの滞在中、故・影山民夫氏の「遠い海から来たCOO」の舞台になったというパゴパゴ島に1日オプショナルツアーに行くことになった。クルーザーには私たちを含め10組くらいの日本人新婚カップルが乗り込み、パゴパゴ島に向かった。途中イルカの群れがクルーザーの横を飛び交いながら暫く同行してきたり、、何をしても楽しくってたまらない新婚カップルたちは

「かわいいーーー♪」(≧▽≦)

と(恥ずかしながら私も含め)大はしゃぎだった。愛だわ、愛・・・愛に、はしゃぎはつきものだから・・・。楊枝シーシー(-。-)-。

さて、我々を乗せたクルーザーが目的地パゴパゴ島に到着した。私たちは案内されるがままに、海岸に面した小高い丘のてっぺんにある食堂に連れていかれた。そこで飲み物を1杯ご馳走になり、そして、シュノーケリングの道具を渡され、現地ガイドのたどたどしい日本語で説明を受けた。

「ランチまでは自由行動デ〜ス。どうぞシュノーケリングなどしてエンジョイしてください。ランチになったら知らせますので、ここに戻ってきてください」

我々は小高い丘を降り、ビーチに向かった。それぞれの新婚さんが思い思いの場所を確保し、楽しげな笑い声と共に遊び始めた。砂浜を走るのだって新婚さんは

「もーこんなに楽しいことって他にある? ハハハ・・・(≧▽≦)」

というくらい楽しげだ。私たちだって楽しかった。2人でシュノーケリングの道具を手に海に向かった。道具をはめて、覗く海の中はどう? すごい! そこにはニモの世界が広がっていた。赤や黄色やシマシマや、図鑑でしか見たことのないようなカラフルな魚がうじゃうじゃいるじゃないの! 夢中になって、泳いでいた。よく小さい子が飛んでいる風船を追いかけて、気がついたら迷子・・・じゃないが、私も海の中の世界に夢中で、沖も浜も気にしないでひたすら興味の向くまま泳いでいた。

しばらくして顔を上げると、カンカンカンカンという音と共に
「ランチタイム〜ランチタイム〜」
の声が聞こえてきた。丘の上でガイドのお兄さんがフライパンをお玉で叩いて鳴らして合図していた。「えっ? もうそんな時間か」周りの新婚さんは皆、手をつなぎ合い、仲良く丘の上に向かっている。勿論、楽しげに笑いながら・・・ハハハハ〜〜。新婚さんは丘を登るのだって楽しくてたまらないのだ。私は?気がつけば彼の姿がないのである。どうもシュノーケリングに夢中になってはぐれてしまったらしい。しかし、どこを見渡しても、浜辺にも沖にもいないのである。丘の上ではさらに激しくフライパンを鳴らし、

「ランチタイムーーーランチタイムーーー!」と
「あんたランチタイムという英語さえ知らんのか?」と言いたげに怒鳴っている。

一体どこに行ったというのだ? 目を細めて遠くの方まで目をやると、遠くに本当に遠ーーーくの方にゴマ粒くらいのオレンジの点がプカプカ浮かんでいるではないか! あのオレンジは家人の海パンの色! きっとシュノーケリングをしていて、あんな沖まで行ってしまったのだろう! 家人の名前を大きな声で叫んでみたけど、全然届く距離ではない。オレンジ色の点は依然プカプカ漂ったままだ。そして気が付いた、シュノーケリングしているのなら海面に浮かぶ家人のオレンジ色の海パンは多少なりとも、移動しておかしくないのだが、そのオレンジの点はさっきからただ同じ場所に止まっている。(゚д゚lll)
ガイドさんが降りてきた。「もーランチタイムって言ってるの聞こえないのかよ!」と言いた気に。私は唾を飛ばしながら言った。

「LOOK! あの遠くに見えるオレンジの点! わかる? そう、あの小さな点! マイ ハズバンドは、オレンジの水着着てたの! メイビー 彼、あんな遠くに行って戻ってこないの!」

ガイドさんは「オーノー」信じられないと言った感じに頭を振った。私は急いで波打ち際まで走り、海に入って行った。
「ノー!! ストップ! あそこまで泳ぐのは無理だ! 目に見えるようりずっと遠いんだから!」
「じゃ、モーターボートを貸して頂戴! 早く助けに行かなきゃ!」
「ノー! ここは浅瀬だからモーターが砂にのめりこんで進めないから無理だ」
「じゃ! どーすればいいの? 誰かマイ ダーリンをヘルプよ〜!」

ガイドさんの胸倉をつかみパニクル私は、新婚旅行先で愛する夫を亡くした悲壮な新妻そのものだった。「本部連絡してみるから、とりあえず食堂に戻ろう」頭の中は大パニックだった。(まだ当時)愛する彼を失うことへ対する悲しみ・・・でも、かなり冷静に色々なことを考えられるもう1人の自分もいる。浜辺をガイドさんに励まされ歩きながら、次々と考えが浮かんでくるのだ。

「向こうの両親になんて言おう」
「きっとニュースになって大騒ぎになる」
「何で婚姻届出してから来ちゃったんだろう。こんなことなら出さなきゃよかった」(これが新妻の台詞か?)
「死体は冷凍で日本まで運ばれるんだろうか? それともこちで火葬するのか?」
「成田でAUIの保険入っておけばよかった」(これも一応新妻の台詞)

でも、まさか新婚旅行先でこんなことになるなんて! やっぱり悲しいわよ〜。涙がこみ上げそうだった。他の新婚カップルはそれぞれ椅子に座り、皆楽しげにランチを始めたり、私のこの只ならぬ形相に何かあったことを察して、必要以上に気の毒そうな視線を送るカップルもいたりして、周りの皆が幸せな分、私は益々悲しくて、寂しくて、不幸で泣きたくなった。ガイドのお兄さんは「心配しないで。絶対ハズバンドは見つかるから」と慰めてくれた。下手な同情なんていらないわ! あなただってもう助からないと思っているんでしょ?

事務所に電話をしようと食堂に入ったときだった。ことのなりゆきを知っていたらしい食堂のお兄さんが「ほれ」と呆れたように指差した。何? その方角を見て、あんぐり・・・。

何とオレンジの海パンをはいた男が早くも配られたランチに手をつけようとしているところだったのだ。

ハァーーーーーーーーーーーー????
  
「なんで、あなた、ここにいるわけ?」

「えっ? あぁ泳いでいたら、この丘の反対側まで来ちゃったみたいでさ。で、丘を上がってきたら、ランチタイム〜って声がしたから・・・」

おい、普通妻を捜すだろ! 百歩譲って、探さないまでも、まさか料理に手はつけはしないだろ? えっ? じゃ私が見たあのオレンジの海パンは何? 急いで視線をオレンジの点に戻すと、それは依然同じ場所でプカプカ浮いていた。よーーーーく目を凝らして見てみるとブイだった。見たらわかるだろう! 海によく浮かんでいるブイだよ! ブイ! 気が動転してそんなことも気がつかなかったってわけだ。

でもさぁ、現地ガイドさん! あんただってブイって気がつかなかったのは何故よ!
それにしても一瞬にして、悲壮な新妻から馬鹿ップル妻となった私、皆の冷ややかな視線が耐え難かった。恐らくそこにいた私を除く9人の新妻は、この1件で「よかった。私の彼があんなんじゃなくて・・・」と自分の旦那がよりステキに輝いて見えたに違いない。で、私はというと・・・?
だって私はこう思ったもん。いっそオレンジのブイが奴で・・・私は新婚旅行先で愛する人を失った悲劇の新妻・・・そっちの方がよっぽどステキな思い出になったと思うよ!  

追伸:最悪の思い出を作ったオレンジ色の海パンは、二度と同じ間違いをしないようにフィジーのホテルのゴミ箱に葬られた

 

注釈   林先生の四季春
新婚旅行〜ラブラブ〜
ガイドのマイケルです
島を目指して出発〜
君の方がかわいいよ
到着
二人の愛ランド
ニモだ
海底散策
メシの時間でっせー
ダーリンはどこ?
もしやあの点は
待っててダーリン、今助けに行くわ
あんな素敵な彼が・・・
ルック、ルック
お先に〜
こんなヤツだったとは

今回も読んでくださってありがとうございました。既婚者の方は少なからず新婚旅行を思い出し共感いただけたのではないでしょうか。そして独身の方、夢を壊してしまいゴメンなさい。
今、あの時のビデオはホラーになっていると本人も言っておりますが、新婚旅行から帰ってきた浮かれ気分のyukaに無理やりビデオを見せられ、当時独身だった姉の私はなんとコメントしていいのやら・・・困りました。でもね、みんな恋すると世界は二人だけのものになるものね。今は素直にそんなカップルが羨ましいと思います。kao

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